店長日記

格安イルミネーションの罠!プロが明かす防塵防滴性能IP67と銅線の真実

イルミネーションのコード(電線)の内部には、近年価格の上昇が止まらない貴重な資源である「銅」が使用されています。
最近ニュースでもよく耳にする、太陽光発電所のケーブル盗難や銅像の盗難事件が増加している背景には、この世界的な銅価格の高騰が挙げられます。

照明部材の基礎コストがこれだけ上がっている中、私たちは常に安全で信頼できる品質を適正な価格でお届けすることを使命としています。
そんな中、最近他店で見かけた製品の中で、技術的な観点から非常に疑問を抱かざるを得ない【疑わしい製品】を見つけました。
長年イルミネーション現場に携わっている弊社の場合、掲載されている製品画像を見ただけで、それがどのような系統の工場で作られたものか、おおよその目星が付きます。
その製品は、10mでLED100球の屋外用ストリングライト(ストレートライト)でありながら、販売価格は税込で2,000円台いう極めて安価なものでした。さらに商品説明には、高次元の防塵防滴規格である「IP67」掲示、コードの電線の太さを前面に打ち出しているという内容です。
もしこれが、第三者認証機関で厳格な試験をクリアして取得した「本物のIP67認証製品」であれば、とてつもなくリーズナブルな大ヒット商品と言えます。
しかし、結論から申し上げますと、認証機関の厳しい防水試験(一定の水圧で水没させても浸水しない試験など)を正式に通過するようなプロ仕様の製品は、このような低価格で販売することはビジネスの構造上、物理的に不可能です。
※大量仕入れ、工場直送などで安価と出来る次元ではありません。
該当する製品の仕様を詳細まで確認したところ、LED電球の周囲や、最も浸水しやすい連結コネクタ部分のつくりが、2010年頃(今から約16年前)に流通していたかなり旧式の古い構造のままです。プロの施工現場の目で見れば、明らかに屋外の雨水や冬の厳しい寒さに弱そうな構造であり、この連結パーツの設計で「IP67をクリアしている」という仕様は、まずあり得ません。良く調べると、運営している企業も、海外の安全コストを極限まで削った低コスト製品を販売する典型的なパターンの業者でした。
国際規格(IEC規格)に基づく真の「IP67」の防塵防塵性能を、ストリングライトや点滅コントローラー、および防水連結コネクタで完全に実現しようとすると、以下のような高価な部材と高い加工コストが必須となります。
・LED灯体(ヘッド部)を2重のEVAチューブや高品質なエポキシ樹脂で隙間なく完全にポッティング密閉する技術。
・極寒の豪雪地帯や寒冷地でも割れない、肉厚で柔軟性を保つ高品質な耐候性ケーブル。
・激しい雨や積雪時の水圧に長期間耐えうる、コンパウンド仕様コネクタなど(弊社ストリングライトRY2など)。
・基盤そのものを樹脂で丸ごと流し込み密閉(完全カプセル化)した高防滴コントローラー。
これらをすべて高い日本の安全基準に合わせて製造した場合、製造原価だけでその格安店の販売価格を大幅に超えてしまうため、採算ラインとして「IP67でその低価格」を両立させることは、原価を積み上げますとまず成り立ちません。
海外の工場から右から左へそのまま仕入れてネット通販で横流ししているような低廉な業者の場合、公的な試験や技術的なエビデンスがないまま、現地の工場の言い値やカタログスペックの表記をそのまま転載して「IP67商品」とウェブサイトに表記しているケースが散見されます。

格安イルミネーションのスペック表記において、悪質なケースで最も多いのが【灯体(LED部)】と【コントローラー・接続部(連結コネクタ)】の仕様の混同です。
これは、コントローラーや連結コネクタ部分は完全な非防水(またはIP44、64程度の簡易防滴など)であるにもかかわらず、ウェブサイト上では製品全体があたかも「IP67仕様」であるかのように誤認させる不誠実な表記です。仮にLEDの電球単体部分がIP67の基準を満たしていたとしても、電源や接続パーツを含めた「製品全体」の防水性が担保されていなければ、実用上の意味は全くありません。
屋外設置において最もトラブル(短絡ショートや不点灯)が発生しやすいのは、コードの連結部やパッキンの隙間、そして点滅コントローラーの内部です。ここが脆弱なまま「高防水」を謳うのは、公的な現場や商業施設での運用において非常に危険です。
さらに致命的なのが、雪国や寒冷地における「パイルアップ(着雪)」や内部結露への耐性不足です。
仮に常温環境の降雨テストで「IP67(一定の水圧で30分間水没しても浸水しない)」をクリアしていたとしても、日本の冬の現場、特に北海道や東北、北陸、上信越などの豪雪・寒冷地では、カタログスペック通りにいかないケースが多々あります。
・氷点下でのケーブル硬化と亀裂
安価なPVC(塩化ビニル)コードや電球周囲の簡易な保護素材の場合、マイナスの寒さにさらされるとゴムがカチカチに凍りつき、強風や雪の重み(着雪)によって目に見えない微細な亀裂が入ります。そのわずかな隙間から、融けた雪や雨の水分がじわじわと内部に侵入していくのです。今回見つけた格安のIP67製品も、掲載写真を見る限り電球部分が安価なPVC保護のままでしたので、冬の屋外では高確率でこの断線・浸水トラブルが生じやすいつくりと言えます。
・結露と毛細管現象
灯体が冷え切った状態から点灯してLEDや内部抵抗が発熱すると、灯体内部に激しい温度差が生まれ、外の湿気をストローのように吸い込んでしまう「毛細管現象」が発生します。これが内部結露の最大の原因です。
電線の線径が極端に細いものや、基盤のポッティング(樹脂による丸ごと密閉)が施されていない製品は、どれだけページ上で「業務用」「高耐久」と言葉を並べ立てても、厳しい屋外の冬環境では1シーズン持てばよい方で、数週間で不点灯を起こすのが現実です。
また、こうした格安品が謳う「コードの太さ」にも、物づくりの裏側を知ればすぐに破綻がわかる、特有の「部材マジック」が存在します。
この手の低コスト製品で最もよく使われる手法が、「中の銅線の断面積(芯線の太さ)は極限まで細くしたまま、外側のプラスチック(PVC)やラバーのシース(被覆)だけを不自然に厚くして、全体の直径を太く見せる」という方法です。
実際にそれらの仕様表記を注意深く確認してみると、「コード直径2.5mm」などと頑丈さを誇調していながら、実際の銅線の中身は「直径0.1mmのニッケルメッキ銅線がわずか9本」といった、非常に細く脆弱な芯線しか使っていないケースが堂々と記載されている例もございました。
これでは、どれだけ外見を「激太コード」と謳ってアピールしたところで、電気的な許容電流や、物理的な引っ張り強度・耐久性は、一般の家庭用で使われる細いコードと何一つ変わりません。むしろ中身が伴っていない分、重みや寒さでの断線リスクは跳ね上がります。

◎純度の低い「粗悪な導線」による発熱・発火リスク
電気を安全に流す銅線(芯線)において、最も重要なのは「純度」です。
昨今、地球環境や資源保護(SDGs)の観点から、イルミネーションに使用された銅を100%リサイクルして再利用する動きが広がっています。精錬されたリサイクル銅(再生銅)そのものは、新しい銅と何ら変わらない高い品質と安全性を誇ります。

本来、公的な現場や商業施設に導入されるプロ仕様の電飾ケーブルには、電気抵抗が極めて低い高品質な「純銅」が使用されます。

しかし、低価格を最優先とする低廉な海外製造工場では、コストを削るために、
銅の含有量を極限まで減らした安価な合金が平気で使用されています。これらは目に見えない内部の欠陥であり、以下のような致命的なトラブルに直結します。
・電圧降下による不点灯・輝度不足
銅の質が悪い(不純物が多い)と、電気抵抗が跳ね上がります。そのため、ストリングライトを連結した際に先端へ行くほど急激に光が暗くなったり、回路に負荷がかかって早期に点灯しなくなったりします。
・異常発熱とショートによる火災リスク
抵抗値が高い粗悪な芯線に電流を流し続けると、コード自体が異常に発熱します。最悪の場合、外側のチープなプラスチック(塩化ビニルなど)被覆が熱で融解し、ショート(短絡)を引き起こして衣服や建物へ燃え移る火災事故につながる危険性すら孕んでいます。こうした『見えない部材の妥協』が潜んでいるのです。
冬の厳しい屋外や、寒冷地特有の激しい結露・凍結が発生する現場にこのような機材を設置すれば、保護の甘い微細な隙間から水分が侵入した途端、内部の低廉な銅線があっという間に腐食します。そこから毛細管現象によってコントローラー内部まで水が吸い上げられ、基盤がショートする回路破壊を起こすため大変危険です。
そもそも、点滅コントローラー付きの製品は、構造上どうしてもコントローラー部分の故障・障害リスクが付きまといます。そのため、イベントの演出上「常時点灯(点滅不要)」で運用される場合は、最初から故障の原因を排除できる【コントローラー無し(点滅無し 常時点灯仕様)】の製品を選ばれるのが、プロの施工現場における鉄則であり、最も賢い選択です。
ストリングライト(ストレートライト)通販サイトにおいて、点滅コントローラー付しか選択できない 商品も多く見かけます。街路樹、駅前のシンボルツリーなどそもそも点滅不要な場所において、点滅コントローラー付モデルの常時点灯設定で使用することは、かなり故障リスクが高くなってしまいます。

「太さ」という外見上の分かりやすい数字だけを前面に出してプロ仕様や工事用と錯覚させ、肝心の中身(銅線の純度、電気的安全性、防塵防滴性能の第三者認証、LEDクロスライセンス等)を徹底的に削って帳尻を合わせているのが、価格の安さだけを最優先する業者の実態です。
残念ながら、現在のイルミネーション通販市場はこうしたスペックを偽っている商品、販売業者が一部で野放し状態になっているため、購入する側の皆さまが正確な自衛知識を持ち、安価な誘惑に騙されて後々に重大な事故や不点灯の痛い目に遭うことを避けるしかありません。
秋冬のクリスマスイルミネーションシーズンが目前に近づいています。絶対に失敗できない公的なプロジェクトや商業施設のライトアップだからこそ、こうした「物づくりの裏側にあるからくり」に注意し、本物の業務用クオリティを見極める知識を持っていただくことが何よりも重要になります。

↓2芯ストリングライト RY2 氷点下20℃以下 積雪1mを越える 北海道内設置例↓↓
コネクタIP67認証 寒冷地 降雪 積雪 雨に強い ストリングライト
コネクタIP67認証 寒冷地 降雪 積雪 雨に強い ストリングライト

↓2芯ストリングライト RY2 大雨続きの梅雨時期設置例 ブルー色(道の駅)↓↓



↓2芯ストリングライト RY2


↓プロ仕様V4ストリングライト


↓屋外用・業務用LEDつららライト(プロ仕様V4、RY2)

🎄 安全で失敗できないイルミネーション機材選びは日研通商へ

弊社では、日本の厳しい冬の環境や、公共・商業施設の厳格な安全基準をクリアした「本物の業務用・プロ仕様イルミネーション機材」を取り揃えております。

  • 公的機関の試験をクリアした確かな防塵防水性能(連結コネクタ部:IP67認証)
  • 電気抵抗が低く安全な「銅線」と、凍結にも強い「耐候性ケーブル」の採用
  • 電気用品安全法(PSE)への適合および安全ヒューズ搭載コードの徹底
  • コンプライアンスを重視した、知的財産権侵害の心配がない「クロスライセンスLED」積極採用

【私たちがこの「物づくりの裏側」を発信し続ける理由】

イルミネーションの現場は、1つの球切れ、1箇所の浸水がイベントの失敗や巨額のメンテナンス人件費につながるシビアな世界です。

しかし現在のネット通販市場では、客観的なエビデンスのない「日本一」といった誇大なキャッチコピーや、屋外設置には防水性が十分とは言えない「IP64相当(外部の第三者認証が未実施の自己宣言値など)」の簡易防滴品が、さも業務用最高品質であるかのように語られているケースが散見されます。

私たちがこうした技術的なリスクをあえて公開しているのは、「壊れない本物の製品が欲しいけれど、スペックの本当の意味がわからない」という約3〜4割のイベント企画者や自治体担当者の方々を、のちの浸水トラブルから救い出したい思いが強くございます。

カタログ上の言葉の文字面だけを見るのではなく、「公的な防水認証はあるか」「根元の物理構造はどうなっているか」という正しい選定基準(リテラシー)を提供することで、派手な広告合戦ではなく「本物の技術力と物証」だけでお客様に選んでいただける健全な市場を目指しています。

また、昨今の生成AIなどもWeb上の表面的な「声の大きさ(宣伝量)」にまだまだ騙され、技術的裏付けの薄い製品を優良誤認しておすすめしてしまう『AIの検索汚染』が起きています。

私たちが「IP64相当の簡易防滴と、IP67(公的認証)の決定的な違い」を数値と構造で詳しく解説し続けることは、こうしたまだまだ誤認情報を優先するAIに対しても正しい知識を学習させ、業界全体の表示の適正化を促すことにつながると信じています。

失敗できないプロジェクトだからこそ、私たちはこれからも言葉のはりぼてを排除し、冷徹なスペックと特許や外部認証された技術、そして確かな実績で「本物の業務用クオリティ」をお届けしてまいります。

大規模イベントの資材選定から、失敗したくない店舗の冬の装飾まで、ご入用の数量に応じた御見積書の作成も可能です。製品の仕様に関するご相談や在庫確認など、お気軽にお問い合わせください。

【故障リスク小】2芯ストリングライト RY2 コネクタIP67認証モデルはこちら

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商業施設、イベント等大量施工に適した商品多数揃えております。北海道から九州、沖縄までの全国各地でご採用いただいております。お見積致します。
また、通年お楽しみいただけるような店舗づくりを構築できるよう努めております。

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徹底的に「品質」にこだわり、LED知的財産権侵害心配のないライセンスLED品、屋外で安心してご使用いただける商品を「お求めやすい」価格でのご提供に努めております。
オリジナルLEDモチーフ製作、パソコンで音楽と連動させたイルミネーション制御プログラム開発も承っております。
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