今回はLEDイルミネーションライト要注意点、留意点について記載します。
テープライト、ロープライトも含めた内容になりますので、安全に長くご使用いただく上での必要な知識になります。
下記がLEDイルミネーションライト、テープライト、ロープライト、投光器の天敵
となりうる項目です。
弊社商品に限った内容ではなく、ごく一般的な内容になります。
LEDだから寿命は数万時間もつのではと、お問い合わせいただくことがございます。
使用する環境・使用方法・施工内容により製品寿命に大きな差が生じます。
空調の効いた屋内で使用、高温高熱・雨風に晒される屋外での使用では
設置環境、設置方法、運用内容により、
製品を構成するコード(電線)、基盤、樹脂パーツ、電源部分、制御機器などが先
に寿命となるケースが発生します。
テープライトなど真夏の高温時、24時間連続点灯も熱によるダメージが生じます。
自動車でも同じですが、雨ざらしの青空駐車とガレージ保管では、樹脂、ゴム等
などのパーツ劣化が進み具合が違い、部品劣化が進み車買取価格にも影響します。
同年式でも走行距離の多い少ないで、消耗品、メンテナンスコストが違います。
1 水
2 熱・温度・紫外線・結露
3 振動・微動・揺れ
4 塩害(海上・海岸・塩害地域)
5 硫化水素(温泉地)
6 コードに負荷をかける設置、施工
7 元電源の電圧認識誤り
8 上記を考慮しない施工
順に細かく見ていきましょう。
1 水
屋外での使用の場合、雨や雪のよる水により寿命低下がございます。
弊社商品の場合、防塵防滴性能がIP65、66、67取得商品が多いため、屋外での
使用可能品がかなり多くございます。
※防塵防滴性能については、2桁目数値が大きいほど防滴性能が高くなります。
「0~8」で性能評価されます。
ストリングライトを例にあげてみますと、
電球根元、連結コネクタ部分防滴性能の優劣は、製品寿命に直結します。
他社販売品などでは「IP44相当」といった「相当」記載の商品がございます。
外部検査機関での検査は未実施であり、社内検査のみの商品になります。
電球根元部分(LED電球とコードのつなぎ目)の防滴性能が低いと、その部分から
水が浸入し錆が生じ通電不良が生じます。
連結コネクタ部分の場合、浸水し短絡(ショート)発生原因になります。
この場合、安全上パワーコード内のヒューズが切れ通電しなくなります。
※激安品ではヒューズの無い商品を流通させている業者もあり非常に危険です。
また、電源、コントローラ部分を防雨ボックス内に設置することも重要です。
防滴品であっても、防雨ボックス内収納有無により、製品寿命に差が生じます。
使用場所が、海近くの場所、沖縄など塩害が生じやすい地域では、錆原因に直
結します。
朝晩寒暖差が大きい場合、結露発生による障害が生じる場合もございます。
2 熱・温度・紫外線
LEDやコードは熱に弱く、夏場の高温高熱となる場所への設置は要注意です。
外壁、フェンスなど高熱となる場所へ、直置きなど暑熱対策無しで設置の場合、
基板、コードの損傷原因となり、早期不点灯が生じます。
壁面や看板へのテープライト、ロープライト設置の場合、暑熱対策に不備が
ある場合、保証対象とはなりません。
西日が当たる壁面、設置場所の素材が金属など高熱となる素材は要注意です。
夏の日差しを受けた気温が35℃の外壁表面温度は、50℃~70℃以上の高温と
なる場合があり、このような条件下ではどのメーカー品であっても破損して
不点灯原因となります。熱いフライパンの上のような状況です。
テープライトを壁面など夏場高温となる場所へ施工時、
アルミレール上に設置、長時間点灯を避け明るさを落とすなど、ライトの発熱
も抑えることが製品寿命を延ばすことにつながります。
24時間連続点灯は避けてください。
以前、夏に砂浜での夜間イベントにて、手持ち花火を行い、花火の火をライト
に浴びせていたため、すぐに不点灯になったというクレームがございました。
不点灯品を送っていただき確認したところ、ライト、コードのいたるところに
焼け焦げた跡があり、ライトが変形していました。
これでは不点灯になって当然です。
あまりにも粗い使用方法でしたので驚きました。
また、砂浜なので塩害による寿命低下がございます。
朝晩の寒暖差が大きく結露発生の場合、内部基板、電子部品が水により破損し
故障原因となる場合がございます。
ロープライト、テープライト、プロジェクター、投光器は注意が必要です。
3 振動・微動・揺れ
LEDは振動に弱く、基盤とチップを繋ぐはんだ、細かな配線に負荷がかかり、
断線、接触不良原因となります。
電源など内部のコンデンサ、精密電子部品が破損する原因になります。
工場内、交通量の多い道路沿い、線路沿い、工事現場では注意が必要です。
ストリングライト、カーテンドレープライトなどを垂らして設置の場合、
風によりコードが揺れてしまうことで、コードが断線してしまう可能性が高く
なります。
被膜付きワイヤーを揺れないようにしっかりと張り、ワイヤーにコードを添え
てライトのコードに負荷がかからないよう設置することが重要です。
4 塩害(海上・海岸・塩害地域)
海上、海岸、沖縄など塩害影響が大きいとされる地域では、製品寿命低下原因
となります。
船への設置は、塩害はもちろん、振動による製品寿命低下がございます。
塩分を多く含んだ潮風は、製品寿命に悪影響を及ぼします。
沖縄本島などは、島全体が塩害地域とされています。海岸から離れた地域でも
強い風により塩分が遠くまで運ばれます。
5 硫化水素(温泉地)
温泉地など硫化水素の影響を受ける地域では、イルミネーションライトのみで
はなく、電化製品寿命にも大きく影響いたします。
屋内外を問わず、製品寿命に影響がございます。
6 コードに負荷をかける設置、施工
施工作業(設置、取り外し)の際、ライトのコードを無理に引っ張ってしまい、
内部断線させていまうケースが稀にございます。
外見ではわかりませんが、雑な施工作業を行ってしまうと、内部で断線が生じ
通電しなくなります。
また、上記3でも記載しましたが、設置の際、風によるコードの揺れ対策無し
であったり、コードに負荷をかけた施工は早期不点灯原因になります。
人が通る場所、触れることが出来る場所に設置の場合、
足で踏んだり、引っ掛けたり、手で触れたりすることで、断線が生じる場合が
ございます。
7 街路灯など元電源の電圧認識誤り(200Vで通電)、発電機利用
AC100V電源仕様品に対し、AC200V電源で通電させてしまい、製品破損した事例
が過去にございます。
例えば、街路灯ポールにイルミネーションライト設置の場合、
街路灯電源は200Vの場合がございます。
電源供給元電圧は確実に把握いただくことがまず大事です。
点灯タイマーがAC100V、200V どちらにも対応しているタイマーも存在します。
AC100V仕様のイルミネーションライトに200Vで通電させてしまい、一部溶けて
しまい不点灯となったケースがございました。
お客さま施工案件で、街路灯電圧認識誤りが原因でした。当初、製品不良では
と問い合わせいただきましたが、200Vでの通電が原因でした。
また、発電機利用の場合、発電機の設定、発電機からの距離により、電圧が
イルミネーションライトの電圧とは異なる場合が生じることがございます。
発電機近くは電圧が高く、発電機から遠くの場所は電圧が低くなります。
許容範囲外の高い電圧であれば、上記のような症状となったり、ちらつきが
生じてしまうことがございます。
8 上記を考慮しない施工
上記1~7の項目を考慮しない施工が原因となり、早期不点灯が生じます。
電気工事事業者さまでも、得手不得手分野がございます。
上記事項をよくご確認いただき、
安全で本来の目的目標達成に向けご使用いただければ幸いでございます。
業務用LEDクリスマスイルミネーション販売通販専門店 日研通商
(株式会社日研通商)